OAKLEY ARO7 実戦インプレ
先日の霞ヶ浦トライアスロンフェスタでOAKLEY ARO7を実戦投入しました。
トレーニング時には気付かなかった点など、実戦で感じた事を残していきます。
1.とにかくエアロ
とにかくこれに尽きると思います。頭の周辺の風がスルッと流れてる気がします。風切り音も今まで使っていたkask Mojitoと比べると激減しているのもその証拠でしょう。
2.音が静か
上に書いたように風切り音が激減したせいで、音が静かです。風切り音って結構煩わしいんですよね。耳の部分にスリットがあるので風切り音は若干するんですが、煩わしさを感じる事はありませんでした。お陰で淡々とバイクパートを進めることができました。
3.視界の良さは正義
ARO7はバイザー式です。サングラスに比べて圧倒的な視界の広さがあります。
サングラスだとどうしても視界のどこかにフレームが見えたり、レンズが視界よりも狭いなどあると思いますが、バイザーだと視界ほぼ全てがレンズで覆われています。
その上、レンズはオークリー自慢のPRIZMレンズなので、バイクパート中どこを見てもPRIZMレンズ越しの景色が見えます。
視界が同じコントラストで見えるのはストレスが減るのでいいことです。
また、サングラスの様に顔に鼻パッドなどが当たらないのでその辺りも案外快適でした。
4.コンタクトレンズ乾かない
コンタクトレンズを装着して自転車に乗ってる人はレンズの乾きは誰しも体験したことがあると思います。サングラスだと、ちょっとのズレが原因で風を巻き込み、風が目に当たり、コンタクトレンズが乾くということがありましたが、ARO7ではそもそもバイザーが顔の半分まであるので目の付近に風が巻き込まれることはありません。
一応換気用と思われる穴が上方に開いていますがそれも影響する事はありませんでした。
コンタクトレンズ装着者にはかなりありがたいのではないでしょうか。
5.重さは気にならない
慣れたのもあるのでしょうが、レース中ヘルメットの重さで不快に感じた事はありませんでした。レース後も首回りがヘルメットの重さで筋肉痛になることも特にありませんでした。
6.取り回しは問題なく行える
トレーニング中は全く思いつかなかったんですが、レース中って案外後ろを確認するために振り返ったりするようです。
前方の選手を抜くときに、後ろから抜きに来てる選手はいないかなど、振り返る動作は結構ありましたが、それにやりづらさは全く感じませんでした。丸っこいデザインなので、頭がちょっと大きくなった程度の感覚です。
やはりストレスを感じないのはいいですね。
7.周囲の音は少し聴こえにくい
風切り音が激減したのはいいんですが、耳周りまでヘルメットで覆われてるせいか、周囲の音が少し聴こえにくかったです。
それはそれで集中できるのですが、なんの音がしたのかわからない時があったのも事実です。
この辺はトレードオフなんでしょう。
少し気をつければいい程度なので、これはこれでいいです。
8.扱いに気を遣う
通常のヘルメットよりも大きくて重いので、トランジションのセットの時など、気を遣います。転がり落ちて、レンズに傷が付いたりしたらきっとその場で泣き崩れるでしょう。急ぎたいトランジションでもそれだけは勘弁なので、慎重に扱う必要がありました。
まぁ、最初だけですかね?
以上、レースで使用した感想でした。
総合的に考えると、
『TTはTTヘルメットで。』
TT ヘルメットの名の通り、タイムトライアルを走る為のヘルメットなので、バイクパートにピッタリです。ストレスが少なく、より快適にバイクパートを進められました。トライアスロンにおいてストレスが少なく済むのはその後に大きく影響すると思うので、これからも積極的に使っていこうと思います。
いいヘルメットに出会えました!