九十九里トライアスロン2022 振り返り【ラン編】
ランの支度をしてトランジションを出ると、スイム会場の方へ向かい、スイム会場前の道から本格的なランコースが始まった。
バイク後のランはいつもオーバーペースで入り気味なので、時計を見て自重するのが大切な作業だ。今回は5'30/kmで行くことに。距離がハーフマラソンだから、いつも以上にペーシングに気を付けながら淡々と進む事を意識した。
さトランジションを出た頃にはギリギリ持ち堪えていた天気は、ランコースにインした頃にはまさかの土砂降り。
雲の切れ間に合わせて土砂降りと曇りの繰り返し。
風も強く、まさに台風の最中でのレース。
レースじゃなきゃ、走らないコンディション。
それでもレースは続いているので、ペースを刻んでいく。大腿四頭筋がだいぶ疲労していたけど、攣るほどじゃない。一歩ずつ脚を前に出して進んだ。
そうしているうちに、遠くで雷が鳴っていた。
雷はヤバイ。
雨はいくら降っても良いけど、雷はダメ。
レース中止が思い浮び、中止前にゴールしたいと思って少しペースを上げた。
しかし、川を渡りゴールエリアの近くを通り過ぎ、分岐を曲がり5km位のループを回って来ればいよいよゴールって所でレース中止のアナウンス。そのままゴールに向かうようにとの事。最後まで走り切りたいという自分の意地でゴールまでの海岸沿いも走って行く。
海は荒波で東映映画のオープニングのアレ状態。土砂降りの間隔も前より短い。
ゴールに到着。
時計を見たらランは16kmだった。5km足りない。まぁそれでも一応完走なのかなぁ…
ゴール後はそのまま参加賞配布の列に並ばされたけど、もうこの頃にはずっと土砂降り。
参加賞のグラノーラは雨でパッケージ濡れ、完走メダルはテーブルの上に無造作に出されてて好きなの持ってって下さい状態。まぁ仕方ないよね。この天気じゃね。
預け荷物受け取りも大行列。
ようやく荷物を受け取って、一安心。
残されたミッションはあと一つ、目玉参加賞のはまぐりの網焼きだ。
大きなはまぐりが1人2つ!贅沢だわ〜
テントの下のバーベキューコンロでMyはまぐりを焼いてもらい、いただきます!
やー!ウマイ!
ペロリと2つ頂いて、ご馳走様でした。
普段は少し会場の雰囲気を楽しむけど、この天気じゃ風邪ひくだけなので、さっさと撤収。
トランジションまで荷物を取りに行くがこのレース、ゴールとトランジションが離れてるので歩いて行く。
うへ〜。
雨がほとんど降らなかったのは不幸中の幸いか。
トランジションまでが遠くて心折れかけてたら、自分の駐車場が近い事に気付く!
ラッキー!
車に余計な荷物を全部乗せて、ずぶ濡れのウェアも着替えてリフレッシュ。
身軽になってトランジションに荷物を取りに行った。
トランジションで荷物をまとめて、チェックアウト。
トランジション出る時って、終わった感がすごい。
再び車に戻って、自転車を拭き上げて車に乗せ、トランジショングッズを車に乗せて準備完了。
帰路に着いた。
途中ビールを調達して、実家に到着。
今回はレース後も、実家にお泊まりなので凄く楽だった。
実家でレース後のビールを堪能したりとゆっくり過ごして、翌日に帰宅した。
今回はここまで。
次は最後のまとめ回。
九十九里トライアスロン2022 振り返り【バイク編】
乗車ラインを超えてサドルに跨りバイクスタート。
さぁ行くぞ!と気合を入れた瞬間にトラブルに見舞われる。
今回、サドル裏にボトルケージを設置してそこに水を入れたボトルを入れていたけど、そのボトルが段差を乗り越えた時に落下してしまった。バイクを降りて拾いに行き、再度セットしてまたスタートしたけど、また段差でボトルが落ちてしまった。
なんでやねーん!!
いきなりのトラブルで出鼻を挫かれた気分だったよ。
まぁ慌てても仕方ないから冷静に考えてみたら水が入ったボトルの重さをボトルケージが支えきれない様子だったので、シートポストのボトルケージに入れてたツールボックスと交換した。その後は落ちなかったので良かったけど、こんなトラブルもあるんだな。
問題のボトルケージ。レースではELITEのFLYボトルを挿してた。
有料道路に乗る前にトラブル解決できて良かったよ。
波乱の幕開けだったけど有料道路に乗り、いよいよ本格的なバイクパートが始まった。
バイクの作戦はこう↓
- 目標タイムは3時間。ペースにして30km/h。
- 給水は15分に一回、ccdドリンクをひと口飲む。
- 補給は1時間に一回、Mag-onを摂取。ジェル摂取時の水分補給は水。
- 向かい風、上り区間はペースが落ちないように頑張る。
- 追い風、下り区間は調子に乗って飛ばさない。下りは脚止めてOKくらいの気持ち。
バイクパート中のコースコンディションは、
- 北上、西進の時は追い風、南下、東進は向かい風。東進は向かい風が強くて、南下は横風が強い。
- 雨はたまに小雨が降った気がするけど、気にするほどじゃなかった。
- 天気は全体に下り坂。2週目は黒い雲が広がって風も強くなる一方だった。
有料道路を走るバイクは快適そのもの!
まるで自分がプロにでもなったようなとても贅沢な時間を過ごさせてもらった。
これで晴天だったら、海の眺めも良かったんだろうな。今回の海は荒々しかったな。
最後のランを意識して作戦通り30km/h位で、淡々と進んでいく。補給も忘れないし、胃腸トラブルもなし。上り、向かい風区間では頭を低くしたりなどして、ペースを落とさないようにがんばる。
かなり予定通り事を運べて、ほぼプラン通りにバイクを走り切る事が出来た。
このくらいのペースだと余裕もまだあるので、たまに鼻歌を歌ったりして気を紛らわせたりもしたな。
参加者が多く、コース上のバイクも多かったので多少は仕方ないのかもしれないけど、結構ドラフティングしてる人が多かったのは少し残念だった。
東金有料道路を東進してる時、ずっとドラフティングしっぱなしみたいな人もいた。向かい風は辛いけど、ソレしたらトライアスロンじゃなくなっちゃうよなぁ…
ただ、そんな人ばっかりじゃなくて、フェアにドラフティングに気を付けてる選手もいて、
一周目の途中からパックになって走った外国人の女性にはスマートさすら感じた。
前との距離があるうちからコースをずらしてスッと抜いていき、抜いてからも距離を取って後ろを確認してからコースを戻す。
あー、いいなー!こんな風に自分も振る舞いたいな!って思った。
同じパックの中で何度か抜いたり、抜かれたりしているうちに、軽いアイコンタクトが発生したのはちょっと楽しいなと思った。向こうからもアクションしてくれたのは嬉しかったなー。ヘルメットが同じだっから余計に親近感湧いてたわ、勝手に。
有料道路を降りてトランジションに向かって行く途中、追い抜き禁止区間でギアを軽くして脚を回してランに向けて準備をしていき、降車ラインでバイクパート終了。
タイムは予定通り3時間。
バイクパートを振り返ってみると、最初のボトルトラブル以外はトラブルも無くプラン通りに進める事が出来たな。
初ミドルでこれは上出来なんじゃないかな。
バイクをラックにかけて、ヘルメットを外して、シューズを履き替えて、いよいよ最後のランパート。
ハーフマラソンを走り切れば、ミドル完走だ。目標の6時間もまだまだ行けるぞ!と更に気合いを入れてランに向かっていった。
次回に続く。
九十九里トライアスロン2022振り返り【スイム編】
おなじみのプァ〜〜ンの合図で99Tはスタートした
自分はWAVE2だったからWAVE1を見送ってから5分後のプァ〜〜ンでスタート。
あとは、ゴールにたどり着く事だけを考える。
スイムの作戦は『いのちをだいじに』なので後方から泳ぎ始めた。
バトルしたい人に巻き込まれるのは避けたいからね。
コースは右回りなので右呼吸大好き派の自分は超ラッキー。呼吸のたびにブイが見えるので、ブイとの距離で真っ直ぐ進んでるか大体わかった。
ちょうど良いペースの人を選んで、左後ろに着くコバンザメ作戦でなるべく楽して泳ぐ。
落ち着いているつもりだったけど、どうも呼吸が苦しくて段々と余裕がなくなる。
一度落ち着こうとコバンザメを辞めてペースを落として泳ぎ始めると、今度はWAVE3の速い人にもみくちゃにされてちょっと取り乱す。
この辺が一番のピンチだったかな
周囲が落ち着いてもやはり息苦しさを感じて、どうしたもんかと考えてたらふと思いついた。
「息吸いすぎじゃね?」
落ち着きたいと思って息を吸う事は意識してたけど、どうも吐く事を疎かにしてたっぽい。呼吸は吸うと吐くのバランス大切なのに取り乱したんだろな。
てことで、しっかり吐く事をしたらかなり楽になり、呼吸の回数も減らせて泳ぎがだいぶスムーズになった。
しばらくしたら橋をくぐってブイをターン。
これでちょうど半分。
ここまで来れば勝ったも同然。
足の指が攣りそうになりながらも、ストレッチで誤魔化して進んでいった。
淡々と泳いでいるうちにゴールが近づき、コースは左にターン。
そのまま華麗にフィニッシュと思いきや川の流れに流されてコースロープに思いっきり身体を擦る。
左前に進んでロープから離れようとしても流されてロープに激突。
結局最後はロープと絡みながらスイムアップ。
タイムは手元の時計チラ見したら40分超えたくらい。
よーし!作戦通り!
エイドの水を飲んで、ウェットスーツ脱ぎながらトランジションへ向かう。
覚悟はしてたけど、トランジション遠っ!
1kmあったんじゃない?
遠い遠い道のりを小走りで駆け抜けてやっとこトランジションに到着。
トイレでおしっこして、バイクの準備を。
スイムが終わればこっちのもんで、あとは楽しむだけって事で、バイクを持ってバイクスタートへ向かう。
天気はまだ曇り。このまま雨降らないんじゃないかと思えるような天気だった。
次回バイクパート編に続く。
ひとまずスイムが無事ゴールできてホントよかった。
九十九里トライアスロン2022振り返り【スタートまで】
結果は悪天候でレースキャンセルになってしまい、正式なリザルトは残らなかった。あとラン5kmだったんだけどなー
残念だけど、雷様がやって来ちゃ仕方ない。雷を舐めちゃいけないのは分かってる。
心の中では、(まーほぼ完走みたいなもんでしょ!)って事で『ほぼ』完走扱いしてるから別にいーもんね
さて、記憶はどんどん失われていくもの。忘れないうちにレースを振り返っておきたい。今回はスタートまでのお話。
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今年最大のチャレンジなんて言いながら8月、9月はトレーニングを積み上げられずにいてモヤモヤした日を過ごしていた。
言い訳は沢山あるんだけど、どうも上手くトレーニング出来なかった。
弱い自分が丸出しだったな。
追い討ちをかけるように今回に向けて導入したニューシューズ、【カーボンX3】は諸事情で手元からなくなるし、上手くいかない事だらけでレースが近づくにつれ不安が募るばかり。
9月に入ったら、もう慌ててトレーニングしても積み上げなんてないからと開き直って、特にレース前1週間は疲労を残さないことだけを意識して過ごしてた。
レース前最後の休みに恒例のレース準備。
オリンピックディスタンスから変更点はバイクボトルを2つにした事かな。
補給食はマグオンのグレープフルーツ味を1時間に一回補給の予定。
台風の影響で雨予報だったのでベストを一応用意。
シューズがラン、バイク共々クタクタなのが少し心許ない。
台風の影響で開催中止の可能性もあったが、前日に予定通り開催するとメールが入り一安心。
仕事を終えて実家に向かった。途中で晩御飯食べたりしながら、のんびり運転してたら実家に着いたのは22時過ぎ。
遅くなったので風呂に入ってすぐに寝てレースに備えた。
レース当日は朝4時に実家を出発。
実家周辺では予報通り雨が降っていたので雨のレースを覚悟して、レース会場へ向かった。
開催中止やスイムキャンセルもあるかなーなんて思って車を走らせてたけど、現地に着いたらまさかの晴れ。
予定通りレースが行われるとメールが来て、トライアスロン確定。
いよいよ今年最大のチャレンジ、ミドルトライアスロンが始まる!
駐車場近くのローソンで一度軽量化しておく。
ローソンの隣が選手駐車場になってて、そこかなぁって思ったら違くて、自分はその隣の砂利の駐車場だった。隣の舗装された駐車場が良かったなーなんて思いつつ、荷物を下ろして準備する。
駐車場で荷物を下ろして会場に向かい、検温して記念品とか受け取ってトランジションの準備。
会場では白戸太郎さんがMCしてた。あと何か聞いた事ある声の外人さんが喋ってるなーとおもったらアイアンマンのMCで有名なウィット レイモンドさんが来てた。
トランジションの準備を終えて、最後の軽量化のためトイレの個室に行って、スイム会場へ向かったら…
遠い!!!ずっとレッドカーペットが敷いてあったけど遠かった。
スイム会場は一宮の海ではなくて、川の河口を泳ぐコース。一宮の海はオリンピックのサーフィン会場になるくらい波が強いので、トライアスロンにはちょっと不向きって事で河口を泳ぐようだ。
試泳が始まっていたので、自分も泳ぐ
お恥ずかしながら実は今月初スイム。
ひとまず浮く。
泳ぐ。
ゆっくりでも進む事を確認。
よし、無理しなければ大丈夫だと自分に言い聞かせて試泳を終えた。
開会式でのMC陣のノリノリさにあやかり、何とか自分のテンションを上げていったのを覚えてる。
そして遂にスタートの時間が来た。
次回に続く。