しゅみトラ

トライアスロンとビールを楽しむ3児の父のブログ

木更津トライアスロン 振り返り(スイム編)

集合時間になったので、スイム会場に向かったらアンクルバンド受取の行列ができていた。なるほど、参加人数の多いレースはこの辺で渋滞するのか。自分はここまでオンタイムで動いていたけど、バンドを受け取ったのは試泳開始の時間をちょっと過ぎた頃だった。

受け取ったアンクルバンドを締め付けすぎないように気をつけて脚に巻く。以前、レース中に外れないようにと強く締めすぎて足が痛くなったことがあったから、ここは自分なりの要注意ポイントだった。
ここでスイムキャップを落とし、自分は気づかずにいた所を親切な人が拾ってくれた。危うくパニックになる所だったから、本当にありがたかった。
ウェットスーツに袖を通し、後ろのファスナーを閉める。今日は上手に着れたみたいだ。窮屈に感じるところが無くスーツのフィット感が良い。
スイム会場では、しきりに牡蠣殻に注意とアナウンスされていた。決められたスロープのゴムマットを通れば問題ないだろうと思っていたら、試泳コースに牡蠣殻が盛り上がってる場所があるらしく、怪我人多発だったようだ。スタート場所のゴムマットには無数の血液が流れていた。衛生面が心配だったのでひたすら血液を避けながら歩く始末。

さぁ、自分も試泳をする番だ。今回のスイムの作戦は【いのちをだいじに】なので落ち着いて入水した。水温は予想よりも暖かだったかな。久しぶりのウェットスーツの浮力を感じ、腕をゆっくり大きく回して、気持ちを落ち着かせる。遅くてもいいから、丁寧に確実に泳ぐことをイメージして試泳を終えた。
スタート時間が近づき、スタート地点まで進むように促される。フローティングスタートだったけど、ウェットスーツのおかげで楽に浮いていられる。スタート直後のバトルに巻き込まれたくないのでやや後方に位置を取り、第1ブイまでの目標物を奥に立つ鉄塔?に定め3年ぶりのスタートを待つ。

プアーーン! いつものホーンの音を聞いて泳ぎ出す。いきなりペースを上げずに丁寧に泳ぎ始める。
多少人とぶつかるが気にせずマイペース。第一ブイまでは落ち着くのが最優先。
波は穏やかだったので呼吸もヘッドアップもしやすかった。
こまめなヘッドアップをして、蛇行を抑えて泳ぐのも今回のテーマ。
時たま口に入る海水のしょっぱさが海で泳いでいるのを実感させた。
第1ブイを回る頃には、自分なりのペースをつかめたのであとは確実丁寧に進んでいくのみ。
第2ブイ・第3ブイは目標物が見つからなかったから、ブイを直接確認しつつコバンザメ作戦を決行。真っ直ぐ泳げてそう&ペースが近い人を見つけて斜め後ろに付いたら、自分は呼吸のたびに相手との距離感を保つだけでヘッドアップをほとんどせずに進めるのでかなり楽させてもらった。
第3ブイをターンして第4ブイを目指すときは奥にある鉄塔の横の建物を目標にまた1人で泳ぐ。この頃には顔を大きく上げるヘッドアップを止め、呼吸の際に横目で確認する程度に変更していた。波が低いのでこれで十分。イメージは桑田の真似をするあばれるくんの目線(笑) 
あとこの辺は海藻がたくさん漂流していて体に絡んできてちょっと煩わしかったな。
2周目が見えてきた頃には後ろのウェーブの人がどんどん追いついてきて、密集気味だったけど、落ち着きを獲得しているので足を掴まれたりしても気にしない。【いのちをだいじに】を胸に、確実に進んでいく。
2周目に入っても、落ち着いて泳いでいく。自分のスイムフォームを少し意識出来る位に余裕も出てきた。このコース、右回りなので右呼吸大好きな自分にはとても快適だった。コバンザメしたり、目標物をあばれるくんスタイルで見たりしながらブイを一つずつ回っていく。
第3ブイを回って第4ブイを目指す頃には、早々に勝利宣言。スイムを終えれば勝ったも同然。
が、勝利宣言後思いっきり蛇行したので【いのちをだいじに】を思い出し、丁寧に泳いで最後牡蠣殻にも充分気をつけてスイムアップ。
スイムタイムは37分…。タイムはワーストに近いくらい悪いけど、GPSログを見ると過去一で蛇行の少ない形跡だった。タイムが遅い=ゆっくり・蛇行少ない=無駄少ないのせいか、かなり余裕があるスイムアップだった。
ちょっと【いのちをだいじに】しすぎたかもしれないけど、久しぶりのオープンウォーターだからOK。
スイムアップ後エイドで水をもらって喉を潤し、トランジションに向かっていった。